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中国の乞巧节[qǐ qiǎo jié]( 乞巧奠[きこうでん])を御存じですか?

写真出典:http://news.163.com/15/0817/22/B18MHOTA00014JB6.html

皆さんは織姫と彦星の伝説をご存じですよね。しかし、乞巧节[qǐ qiǎo jié]「乞巧奠(きこうでん)」のことは、あまり知られていないかもしれません。「乞巧奠」は、七夕伝説に倣って機織りや裁縫が上達する(巧くなる)ようにお祈り(乞う)をすることで5世紀の中国で始まった行事です。日本の七夕は7月7日ですが、中国は旧暦の7月7日に庭先の祭壇に針などの道具を供え、星に祈ります。娘たちは布で小袋を縫い、香料を入れ、香り袋を作って、愛する人に贈ります。ですから、七夕は中国式のバレンタイン・デーとも言われています。
時代が下るとともに、機織りだけではなく、芸事や書道の上達も願うようになりました。現代では、中国各地で乞巧奠を祝うと同時に、民間芸術品の展示場も設けて、民間芸術作品を展示し、優秀な作品には賞が与えられます。このような活動が民間芸術の発達を促すことにもつながりました。

七夕が持つもう一つの意味を知れば、また違った目で七夕を迎えられるかもしれませんね。今年の「乞巧奠」では、皆さんも習い事が巧くなるよう、願をかけてみませんか?^_^

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