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新紙幣の原料は中国原産!?

先週からいよいよ新紙幣の流通が始まりましたね。

新紙幣の発行は20年ぶりで、偽造防止のため今回からストライプ型のホログラムが採用されました。
これは3Dで表現された肖像が、見る角度によって回転して見える最先端技術です。

市中に流通するには少し時間がかかるようですが、手にできる日が楽しみですね。

さて、この新紙幣に使われている”紙”ですが、原料は何かご存知ですか?

実は中国を原産国とする「ミツマタ」と呼ばれる落葉低木の常緑樹が原料になっています。

ミツマタの繊維は柔軟かつ非常に丈夫で、折られたり、機械に通されたり、少々の水に濡れてもそう簡単に破れることはありません。

触り心地も滑らかで、つるつるしすぎず、それでいてほどよい厚みもあり、上質な質感が感じられるのも特徴です。

確かに外国の紙幣に比べると、丈夫な感じがしますよね。
長く使い込んでもヨレることなく、シワも少ないですしね。

そんな優れもののミツマタですが、国内ではあまり収穫できず、そのほとんどを輸入に頼っています。

今回新紙幣に使われたのは、中国からネパールに連なる山々に広がっている「ミツマタ群生地」で収穫されたものだそうです。
(輸入国はネパール)

それに特殊インクや最先端技術を駆使して一枚のお札にしているとのこと。

大変失礼ながら、お札は印刷機でジャカジャカ印刷するだけかと思っていましたが、こんな工夫や苦労があったんですね。

そう思うと手元にあるお札を使いたくなくなってきました(笑)

新紙幣を手にされたら、中国原産のミツマタが原料になっていることを思い出して最新技術を確認してみてください。
多分…ですが、私は匂いも嗅ぐと思います(笑)

それでは今週もよろしくお願いします!

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