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11.302024
映画やドラマで学習するってどう?
写真出典:image.baidu.com
皆様こんにちは!
映画やドラマを見ながら中国語学習をしてみた、或いはこれからやってみようかと思っている方、結構多いのではないでしょうか。
でも、実際のところ効果はどうなんでしょうね?そして学習する上でのコツはないのかな?
今回は外国語学習の定番の一つとも言われる映画やドラマでの学習に迫ってみましょう!
◆実は意外に少ない映画のセリフ◆
一般的な映画は2時間位、ドラマでその半分。では、その中のセリフの量はどの位でしょうか?
もちろん作品によりけりなのではありますが、平均的な映画のセリフ、実は意外に少ないのです。
特に少ないのは動きで魅せるアクション系で、映画一本がA4で2~3枚なんてのもザラです。
一般的な映画なら多くても10枚程度でしょう。
当然ですが、小説などに比べて極めて少量です。もちろん少量だからダメというのではないですが…
映画だけで語彙力を付けようとするなら、かなりの本数を見なければならないはずです。
その辺りの事情もぜひ理解しておきましょう。
写真出典:image.baidu.com
◆聞き取りにくいセリフが多い◆
皆さんは京劇「京剧[jīngjù]」をご存じでしょうか?観たことはなくても多少のイメージはわくことでしょう。
あれのセリフ、一般の人はほとんど分かりません。
もちろん現代映画はあそこまでいきませんが、設定や役柄によってはかなりの曲者も多いです。
地方が舞台なら、地元の方言話者を使ったり、歴史物なら、古語がふんだんに出てきたり、感情や動きが優先されて聞き取りにくかったり…外国人はおろか、中国人でも結構苦戦する始末。
じゃ、どうするのかって?字幕を見ているんです。中国の映画やドラマに字幕が多いのはそのためです。
ですから、聞き取れない!と落ち込まないで下さい。中国人も聞き取れないセリフがわんさかですから。
そんなのを聞き取りの練習用とするのはどうか…
写真出典:image.baidu.com
◆それでも楽しく学ぶコツ◆
なんだ、じゃ、映画やドラマ見ちゃダメなのか?
いえいえ、メイン教材とするには不足ですが、それでも楽しいものは楽しいですよね。
楽しんだ上で、中国語学習にもなるなら文句なし!
では、そのためのコツをご紹介しましょう。
まず、学習に向いた作品が何かを知りましょう。🔗標準語で話し、できれば声優が吹替えたもの、
そう、アニメや外国映画の吹替版がオススメです。
次に、できたら先にセリフを読んでみましょう。🔗音字合一の回でも書いたように、
聞き取りの前に読み慣れておくことは、音声識別に大変有利です。
そして、まずは字幕を見ながら何回か観ましょう。だいたい音声と文字が合うようになったら、
最後に字幕を消して、あとはひたすら観て下さい。
ここでも大事なのは音字合一、そして音声が識別できるようになるまで繰り返すことです。
えっ?日本語字幕じゃダメかって?いいですよ、純粋にエンターテイメントとして楽しむならね。